<訃報>雨宮淳さん72歳=彫刻家、日本彫刻会元理事長(毎日新聞)

 雨宮淳さん72歳(あめのみや・あつし=彫刻家、日本彫刻会元理事長)8日、心不全のため死去。葬儀は27日午後2時、東京都中野区中央2の33の3の宝仙寺。葬儀委員長は日本彫刻会理事長の蛭田二郎さん。喪主は妻祝子(のりこ)さん。

 日展常務理事なども務めた。

奈良の長谷寺で春を呼ぶ火祭「だだおし」(産経新聞)
J&J日本元代表を在宅起訴=5800万円脱税−東京地検(時事通信)
<囲碁>阿含・桐山杯が開幕(毎日新聞)
福井県、全国学力テスト全校実施 (産経新聞)
【日本人とこころ】岩崎弥太郎と志(上)常に広い世界を意識(産経新聞)

<安保防衛懇>メンバー発表…18日に初会合(毎日新聞)

 政府は16日、年末に予定している「防衛計画の大綱」(防衛大綱)の改定に向けた「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」のメンバーを発表した。座長に佐藤茂雄(しげたか)・京阪電気鉄道最高経営責任者(CEO)を起用。佐藤氏を含む11人で構成する。自公政権下で設置された懇談会のメンバーも入り、政権交代による方向転換を感じさせない人選となった。18日に初会合を開く。

 座長の佐藤氏は平野博文官房長官の意向で起用されたが、麻生前内閣の「安全保障と防衛力に関する懇談会」委員だった中西寛・京大大学院教授、専門委員だった加藤良三前駐米大使も「再任」。安倍、福田両内閣で「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の委員だった岩間陽子・政策研究大学院大学教授も選ばれた。ほかのメンバーは以下の通り。

 白石隆・日本貿易振興機構アジア経済研究所所長▽添谷芳秀・慶大教授▽広瀬崇子・専修大教授▽松田康博・東大准教授▽山本正・日本国際交流センター理事長(以上委員)

 ▽伊藤康成・元防衛事務次官▽斎藤隆・前統合幕僚長(以上専門委員)【仙石恭】

【関連ニュース】
プロ野球:国際野球連盟会長がNPBコミッショナーと会談
オリックス:コミッショナー「誠に残念」小瀬外野手転落死
プロ野球:公認球統一へ 8月めどにメーカー1社に
五輪野球:雨で練習試合中止 西岡、川崎が復帰
花巻東・菊池投手:戦略変えず済んだ…10球団が指名方針

「衣類」の落とし物、過去最多=「傘」抜き品目別でトップ−東京(時事通信)
ハイチ大地震1カ月 軌道に乗らない復旧作業(産経新聞)
【from Editor】少子化の本当に怖い話(産経新聞)
「きんたくん」弁当を発売=兵庫県川西市〔地域〕(時事通信)
<ソフトバンク>「王貞治ミュージアム」7月開館(毎日新聞)

<バス接触>運転手、意識失う 乗客2人が操作(毎日新聞)

 11日午後8時40分ごろ、高松市田村町の高松自動車道上り線を走行していた「東交バス」(高松市)の観光バス(乗客11人)が側壁に接触、反動で中央分離帯にも接触した。男性運転手(43)は意識を失っており、乗客の男性2人がブレーキとハンドルを操作、約200メートル先で停止した。後続の乗用車3台が追突、接触し、乗用車を運転していた高松市内の男性(59)が全治3日のけが。

 運転手は意識不明のまま病院に搬送されたが、12日朝、意識を取り戻した。香川県警高速隊が原因を調べている。

 同隊によると、バスは県農協川添支店の貸し切り。乗客(37)によると、運転手は運転席に座ったまま白目をむいて頭が後ろに倒れ込んでいたという。とっさに運転手の足の上からブレーキを踏み込んだ。「車内で悲鳴が上がり、大事故につながらないよう必死だった」と話した。別の乗客(33)がハンドルを操作したという。

 東交バスによると、このバスは11日午前6時半に高松を出発、山口県岩国市や広島市内を回り、午後9時に高松に帰着予定だった。運転手は先月、定期健診を受け、異常はなかった。【宮本翔平】

【関連ニュース】
交通事故:13トン車に追突、運転手死亡 伊勢湾岸道
交通事故:関越道でバスが中央分離帯に衝突 33人けが
交通事故:7台が多重衝突、男性8人けが 京都・名神高速
ワゴン車横転:男女7人死傷 北海道・道央道
交通事故:長野道下りで多重衝突事故 5人が重軽傷−−松本 /長野

<火災>名古屋市緑区でアパートの部屋燃える 男性が死亡(毎日新聞)
もうすぐバレンタイン 串カツにコロッケ 変わり種チョコ人気(産経新聞)
普天間移設 シュワブ陸上部案 「最も現実的」…脚光(産経新聞)
<不法残留>生体認証免れ入国 要人制度悪用 イラン人起訴(毎日新聞)
行政刷新「まず内閣府から」=枝野担当相(時事通信)

ハイチ大地震1カ月 軌道に乗らない復旧作業(産経新聞)

 【ワシントン=犬塚陽介】12日で発生から1カ月となるハイチ大地震は、犠牲者がすでに23万人に達しており、がれきの下にはいまなお多数の遺体が残されている。20世紀で最大とされる25万人が犠牲になった1976年の中国・唐山地震に近づくおそれもあり、被害の甚大さに救援活動が追いついてない状況だ。衛生状態の悪化や大雨による洪水、混乱に乗じた子供の連れ去りなどの懸念も山積しており、復旧への道筋はいまだ定まらない。

 「毎日、雲が出ていないか空を見上げている。自宅を失い、今度は川にのみ込まれるのではないかと考えてしまう」

 首都ポルトープランスの川岸、防水シートをつるしただけの避難所で、被災者はAP通信に洪水の不安を訴えた。

 3月ごろには雨期が始まるが、ハイチではこの5年だけでもハリケーンの洪水被害で約4000人が死亡した。貧しさから森林を無秩序に切り倒すため、むきだしになった山肌が点在し、地滑りや洪水を呼び寄せるからだ。

 河川周辺でのがれき撤去や避難所の移し替えが進められているが、いつ降り出すともしれぬ大雨に被災者は不安な日々を余儀なくされている。

 地震の負傷者は推定30万人だが、けがの手当てを受けられずにそのまま命を落とす人も多いという。雨期の始まりとともにマラリアやデング熱、コレラの発生が懸念されている。

 大地震の混乱に乗じたハイチの子供の国外連れ出しも問題化している。1月30日には、生後2カ月〜12歳の子供33人を隣国ドミニカ共和国に連れ出そうとしたとして、米国人10人が拘束された。

 家族を失った孤児を養子縁組する目的もあるが、中には性産業に従事させるために、国外での安全な生活をちらつかせて存命の親から子供を引き取ったり、誘拐まがいの方法で国外に連れ出したりするケースもあるという。

 ハイチを視察した国連児童基金(ユニセフ)のベネマン事務局長もAP通信に子供の連れ出しは「大きな不安」と語った。

 地震前から推定35万人いた孤児が実際にどれだけ国外に渡ったのかは不明。ハイチの空港や国境には専門の政府職員らが目を光らせ、犯罪行為の水際阻止に懸命だ。

 一方で、時間の経過とともに国際社会の関心も低下している。米国の大手メディアも多くが取材陣の縮小、撤退を進めており、ハイチ関連のニュースは少なくなる一方だ。

 だが、復興の本格的支援が必要となるのは、むしろこれから。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使を務める米女優、アンジェリーナ・ジョリーさん(34)が9日、ポルトープランスを訪問したが、援助関係者はジョリーさんの訪問で国際社会の関心が再び高まることを期待している。

【関連記事】
五木ひろし、ハイチ被災者救援金200万円
ハイチ大地震、17万人埋葬 プレバル大統領が発表
ハイチ復興支援の陸自隊長、日本の医療支援活動を視察 
ハイチ死者、政府集計で23万人に さらに増える可能性も
アンジェリーナ・ジョリーがハイチ訪問 病院や避難所を視察

首相動静(2月10日)(時事通信)
<名古屋ひき逃げ>危険運転致死容疑で同乗の2人再逮捕(毎日新聞)
上野動物園にパンダ=11年に中国から2頭−東京都(時事通信)
自殺の容疑者を書類送検=離婚めぐり夫婦間で対立−居酒屋発砲事件・大阪府警(時事通信)
京大病院でダイナマイト騒ぎ=500人避難、実は女性用下着−京都(時事通信)

独ベーリンガーがエスエスを完全子会社化へ(医療介護CBニュース)

 国内一般用医薬品大手のエスエス製薬は2月10日、独ベーリンガーインゲルハイム(BI)グループによる同社株式の公開買い付け(TOB)に賛同すると発表した。BIグループは日本法人を通じてエスエス製薬の株式60.22%を所有しており、今回のTOBにより完全子会社化を目指す。TOB価格は1株当たり710円(2月9日の終値530円)で、期間は2月15日―4月13日。

 エスエス製薬の代表的な製品は、ドリンク剤「エスカップ」、鎮痛薬「イブ」、美容・美肌ビタミン剤「ハイチオール」、かぜ薬「エスタック」、便秘治療薬「スルーラック」で、2009年の連結売上高は475億円。一方、BIは08年の売上高が116億ユーロ(1兆7656億円)に上る世界トップ20に入る製薬企業。エスエス製薬では「BIグループからは、完全子会社化後も会社名・製品名を存続させ、グループのコンシューマーヘルスケア事業の中心企業と位置付けるとの説明を受けている」としている。


【関連記事】
一般用医薬品販売が劇的に変化―2009年重大ニュース(6)「改正薬事法」
ドラッグ大手ココカラファイン、サークルKサンクスと提携
第1類医薬品「販売体制が十分でない」
08年のOTC総市場、再びマイナス成長に
東南アジアでOTC事業を本格展開へ―大正製薬

必然性ないがん治療も=良性腫瘍の死亡患者に−診療報酬目的か・山本病院事件(時事通信)
イスラエルの入植凍結で一致=日・パレスチナ首脳会談(時事通信)
基礎疾患に満遍なく注意を―新型ワクチン接種で厚労省(医療介護CBニュース)
<制服>警官エンブレム偽造の2容疑者逮捕 茨城(毎日新聞)
<網走監獄>設立30周年でリニューアル 展示物を一新(毎日新聞)

表皮水疱症患者への援助を要望(医療介護CBニュース)

 全身の皮膚や粘膜に軽い接触などで水疱やびらんの発症を繰り返す難病「表皮水疱症」の患者団体である「表皮水疱症友の会」は2月9日、長妻昭厚生労働相あてに要望書を提出した。要望書では、毎日使用するガーゼや包帯などの治療用材に掛かる実費負担への援助や、ガーゼ交換時の組織損傷や痛みなどが軽減される「シリコンドレッシング材」の早期保険適用などを求めている。

 同会によると、「表皮水疱症」は、皮膚が軽く摩擦しただけで皮膚にびらんができ、摩擦が起きやすい部分には水疱が発症する。全国の重症患者数は推定で約1000人。指の癒着や皮膚がんを起こすこともある。1988年に「特定疾患治療研究事業」の対象に指定されたものの、日常生活で治療用材として使用するガーゼや包帯などについては、保険適用されないため自己負担となる。治療用材だけで年間平均20万-30万円程度掛かるという。

 要望書では、▽自立した学校・社会生活を送る上で、家族だけに頼らざるを得ない毎日のガーゼ・包帯等の治療用材・ケア負担を援助する▽多様な症状に合わせ、ガーゼ・包帯等のメーカーや種類選びにかかる労力と年間平均20万-30万円実費負担を、1日も早く統括的にサポートする▽シリコンドレッシング材の早期認可―などを求めている。
 この日は長浜博行厚労副大臣に、要望書と共に新たに約33万筆の署名を手渡した。同会は昨年8月、既に約11万筆の署名を提出している。
 宮本恵子代表は同日の記者会見で、要望書を手渡した際に長浜副大臣が「表皮水疱症に限って、ガーゼなどの治療用材を保険適用する方向性で検討を進めている」と述べたとし、これについて「非常に感謝している」と語った。


【関連記事】
医療・介護に11兆円―来年度予算案で厚労省
難病対策予算の確保で要望書―難病・疾病団体協
「特定疾患治療研究事業」追加の11疾患、助成決定
難病対策委、6年半ぶりに開催−厚労省
「扶養、配偶者控除の存続を」―難病支援団体が要望

<夫婦同日逮捕>窃盗と横領、別容疑で 宮城県警(毎日新聞)
「資料出す」「お前、待て」民主、個所付けめぐり国会で怒鳴りあい(産経新聞)
「裁判所も謝罪を」菅家さん冤罪の説明求める(読売新聞)
天下り“指定席”再調査へ、対象ポスト拡大(読売新聞)
石川議員「離党で済まない」=自民・大島氏(時事通信)

<迷惑鉄ちゃん>「あすか」目当てで線路侵入 1万人に影響(毎日新聞)

 14日午前10時40分ごろ、大阪府柏原市のJR関西線河内堅上駅近くの線路脇にカメラを持った男性ら3人がいるのに、加茂発天王寺行き快速電車の運転士が気づいて停車。直前に回送電車の運転士が同じ場所で線路に立ち入っている約50人を目撃しており、別の普通電車も人影に気づいて停車した。上下計19本が運休、26本が最大約40分遅れ、約1万3000人に影響した。

 団体客専用の臨時列車「あすか」の運行があり、鉄道ファンらが撮影に集まったらしい。JR西日本と府警柏原署によると、快速電車の運転士が退去を求めたが数人が聞き入れず、周辺駅から応援の駅員を呼んだり、パトカーが出動する騒ぎになった。全員立ち去ったが同署が列車往来危険容疑で調べている。

 あすかは車内を座敷に改装した珍しい車両。運行が年数回のため、撮影しようと人気が高いという。この日乗車した男性(21)は「線路脇の斜面で撮影している人もいて危険だった。大半のファンはマナーを守っており、同一視されるのは迷惑」と憤慨。JR西は「鉄道好きだからこそ、マナーを守ってほしい」と話している。【茶谷亮】

【関連ニュース】
名古屋市営地下鉄:線路に女性、はねられて死亡…伏見駅
列車往来危険:「受験でストレス」踏切に自転車…中3逮捕
山手線:線路内に男性 緊急停止3万人に影響
JR京浜東北線:男性はねられ重体 ダイヤ乱れ3万人影響
JR福知山線脱線:元2部長の不起訴不当議決 検察審

石巻2人刺殺 南部さん、大森さんの葬儀や通夜行われる(毎日新聞)
競馬予想の仕方とそっくり? 政治部記者もイメトレで訓練(産経新聞)
九州南部大雨、関東甲信は大雪=低気圧通過で警戒を−気象庁(時事通信)
「陛下に前日連絡、努力している」 官房長官、夕方の閣議指摘に(産経新聞)
「22万非正規社員を正社員に」 郵政亀井プラン本気なのか(J-CASTニュース)

山本病院、死亡時刻を2時間遅らせカルテ記載(読売新聞)

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(解散)の業務上過失致死事件で、元理事長の山本文夫被告(52)(詐欺罪で実刑判決を受け控訴中)らが2006年6月、肝臓手術で失血死させたとされる男性(当時51歳)の死亡時刻を、実際より2時間遅くカルテに記載していたことがわかった。

 また、ともに手術をした元勤務医の塚本泰彦容疑者(54)は山本被告の指示を受けて、死因を「急性心筋梗塞(こうそく)」と改ざんしたと供述、県警は手術中の死亡を隠蔽(いんぺい)しようとしたとみている。

 奈良県が07年1月に実施した聞き取り調査で、山本被告は、〈1〉手術は午後1時半頃に終了〈2〉男性を病室に戻した後、急激に血圧が低下した〈3〉約2時間、心臓マッサージなど心肺蘇生(そせい)を試みたが、同3時39分に急性心筋梗塞で死亡した――などと説明。カルテにもそう記載していた。

 しかし、看護師らが記載する手術記録や病院関係者の証言では、男性は手術中の午後1時半頃、肝静脈損傷による大量出血で心肺停止状態に陥っていたことが判明。手術後に山本被告の行方がわからなくなった後、塚本容疑者は傷口を縫合して、男性を集中治療室(ICU)に移したという。

 県警の調べに、塚本容疑者は手術後の状況について、「手術中に男性が死んだが、隠すため、手術室からICUに移した。山本被告に『死因は急性心筋梗塞でいいやろ』と指示された」と供述しているという。

宮古・八重山地方で震度3 震源は石垣島近海(産経新聞)
ネットカフェ強盗「再来店」=店員通報、容疑の35歳男逮捕−警視庁(時事通信)
千歳行きボンバル機、ヒーター故障で名古屋着陸(読売新聞)
近ツー元社員、詐欺罪で起訴=旅行積み立て装い7億円−大阪地検(時事通信)
<石川知裕議員>「不適切記載深く反省する」9日会見を訂正(毎日新聞)

詐欺容疑で5年逃走の男逮捕=捜査員、人相でピタリ−警視庁(時事通信)

 同僚の男性から健康保険証などをだまし取ったとして、警視庁蒲田署が詐欺容疑で、住所不定、無職稲妻敏美容疑者(52)を逮捕していたことが9日、同署への取材で分かった。
 同署によると、同容疑者は指名手配され、約5年間、日雇いの仕事をしながら関西などを転々としたが、1月29日にJR上野駅近くの路上で、人相から街中で手配容疑者を捜していた警視庁捜査共助課員に見つかった。
 同容疑者は容疑を認め、健康保険証などを使って男性に成り済まし、消費者金融から約50万円を借りたと話しているという。
 逮捕容疑は2005年3月5日、同じ派遣会社に登録していた30代の男性に「いい仕事を見つけるには保険証が必要」と偽り、健康保険証などを詐取した疑い。 

【関連ニュース】
派遣法の順守徹底要請=違反続出で、経済団体に
ネットカフェ強盗「再来店」=店員通報、容疑の35歳男逮捕
石川議員「離党も辞職もない」=鈴木宗男氏
パソコン、デジカメ購入か=大学院教授の不正経理
山口大、大学院教授を告訴へ=「預け」で1億3000万詐欺容疑

安倍氏会長の研究会が「創生『日本』」に名称変更(産経新聞)
【私も言いたい】テーマ「紙の辞書か、電子辞書(検索)か」(産経新聞)
首相動静(2月8日)(時事通信)
太田氏の擁立撤回検討=参院比例、世代交代を意識−公明(時事通信)
街角景気、2カ月連続改善=基調判断は据え置き−内閣府(時事通信)

日本国籍取得後に暗転…中国出身の女性に何があったのか(産経新聞)

 京都府綾部市の山中で1月22日、神戸市中央区の語学学校アルバイト講師、今滝愛さん=当時(32)=の遺体が見つかった。約1年前から行方不明になり、捜索願が出されていた今滝さん。身元が分からないほど無残な姿で発見され、最悪の結末となった。兵庫県警は殺人・死体遺棄事件として葺合署に捜査本部を設置。「遺体を埋めた」と供述した無職の男や服役中の中国籍の男ら3人を死体遺棄容疑で逮捕したが、今滝さんの死亡経緯は謎に包まれたままだ。中国から来日し、日本国籍を取得して神戸で生活していた今滝さんに何があったのだろうか。遺体の遺棄を指示したとされる中国籍の男は、大阪・ミナミを拠点に暗躍していた中国マフィアのリーダー格だったのだが…。

 ■途絶えた連絡

 綾部市の国道沿いに広がる山林を捜索していた兵庫県警の捜査員は、土中を60センチほど掘り進んだところで布のようなものにくるまれた物体を見つけた。そっとはがしてみると、足を折り曲げ、前屈みの姿勢をした着衣のない遺体だったという。歯の治療痕から今滝さんとようやく確認できたものの、司法解剖をしたが、死因は特定できなかった。

 今滝さんは平成14年に九州に住む姉を頼って中国から来日、その後埼玉県の日本人男性と結婚した。約1年後に別居することになり、神戸市中央区のマンションで1人暮らしを始めた。20年には日本国籍を取得し帰化していた。

 「神戸で仕事をする」。夫にはそう言い残し、姉には大学で語学講師をしていると告げていたが、実際には語学専門学校で中国語を教えるアルバイトをしていた。ただ、神戸・三宮のラウンジでも働いていたことがあり、複数の仕事をしていた可能性もあるという。

 九州の姉とは電話で頻繁に話をしていたが、20年10月29日夜に今滝さんが姉の自宅に電話して以降、連絡が途絶えた。あまりに突然で不審に思った姉が県警に捜索願を出したのを機に捜査が始まった。

 ■不可解な行動

 突然姿を消した今滝さんについて、事件性が強いとみた県警は、自宅マンションの防犯カメラの映像や携帯電話の通話記録を分析。その結果、不可解な事実が相次いで判明した。

 姉に電話をした数時間後とみられる30日未明、マンションに1人で帰宅する様子が映っていたが、直後に再度外出し、その後約45分間にわたってタクシーを利用。未明の交通量からすれば、かなり長距離を移動したと推測できる。

 さらに調べたところ、行方不明になる約2カ月前から頻繁にタクシーを利用していたことも分かった。自宅マンションから三宮駅までの近距離だけでなく、大阪市内から自宅まで利用しているケースも何度もあった。アルバイトで生計を立てていた今滝さんが高額なタクシー代をどう工面していたのかも疑問の一つとされている。

 また、今滝さんの携帯電話の通話記録から、死体遺棄容疑で逮捕された3人の男との交友関係が判明。このうち、中国籍の林文斌(りん・ぶんぴん)容疑者(41)が経営していた大阪市内のディスコに今滝さんが出入りしていたことも分かり、深い交友関係があったことをうかがわせている。

 ■中国人マフィア

 「(林容疑者に)指示されて遺体を埋めた。今滝さんは殴られて林容疑者に殺されたようだ」

 死体遺棄容疑で逮捕された中西龍司容疑者(41)は捜査本部の調べに対し、林容疑者が、今滝さん殺害に関与していることをほのめかす供述をしたとされる。

 こうした供述などから捜査線上に浮上した林容疑者を調べたところ、昨年5月、大阪府警に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、すでに実刑が確定し服役中であることが判明。捜査本部は、中西容疑者らに続き、死体遺棄容疑で林容疑者を逮捕した。

 林容疑者は大阪・ミナミでディスコなどを経営しながら、在日中国人の裏社会を取り仕切るリーダー格として知られる存在。大阪府警はそもそも林容疑者が拳銃(けんじゅう)を隠し持っているとの情報をもとに関係先を一斉捜索したが、覚醒剤などの薬物しか見つからなかったという。

 また、中西容疑者らが今滝さんの遺体を運び出した神戸市兵庫区の3階建てビルも、林容疑者らの神戸での拠点になっていたようだ。暴力団関係者とみられる人物の出入りがあったとみられ、1階はテナント用になっているが、2、3階部分の使途は不明だ。

 捜査本部は、今滝さんはこのビル3階で殺害された可能性が高いとみて現場検証したが、床や家具などを調べた結果、血痕などは検出されなかった。

 中西容疑者らは今滝さんを遺棄する際の状況について、「(兵庫区のビルで)顔を激しく殴られて死んでいた」と供述。捜査本部はこの部屋で今滝さんへの暴行などがあったとの見方を強めており、何らかのトラブルに巻き込まれて殺害されたのではないかとみて、林容疑者らについて調べを進めている。

【関連・神戸女性死体遺棄】
別の男も殺害関与を供述
逮捕の男が犯行認める供述
中国籍の男を逮捕
神戸市の女性講師と判明 綾部市で発見の遺体
「殴られ殺害されていた」と容疑者供述

合成樹脂の倉庫内から煙、消火続く…川崎(読売新聞)
平野官房長官 個所付け事前通知で陳謝(毎日新聞)
【剛腕の実像 小沢氏不起訴】(中)「力は…」「ザル法」利用 党費独占(産経新聞)
格調高く詩的な「アリサ」達 10年ぶり東京で「彫刻・朝倉響子展」(産経新聞)
石川議員 辞職、離党を否定 保釈後、初会見 (毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。