シカ全頭を安楽死へ 大阪・池田市(産経新聞)

 大阪府池田市は22日、市立五月山動物園で飼育中のホンシュウジカ18頭について、結核の感染が広がるのを防ぐため、すべて安楽死させると発表した。昨年10月と今月に結核のため1頭ずつ死に、その後の検査で18頭中12頭の感染が確認されたため。五月山動物園は昭和33年、シカのみで開園しただけに、市は「苦渋の決断だった」としている。

 池田市によると、今月8日に4歳のメスジカが結核の疑いで死んだのを受け、残る18頭にツベルクリン反応検査を実施。その結果、12頭の感染が確認された。

 市は昨年10月に2歳のメスが死んだ後も同様に全頭を検査し、感染していた5頭を殺処分したばかりだった。動物に対して投薬治療を適切に続けるのは事実上無理なことから、これ以上の感染を防ぐために全頭の処分に踏み切った。人間にうつる可能性は低いという。

 動物園は20日から休園しており、再開は2月以降になる見込み。

【関連記事】
世界一のノッポ犬、飼い主に抱かれ安楽死 
「安楽死旅行」合法化へ道 難病女性の訴え実る 英国
安楽死法下で初の死亡例 米ワシントン州
【ムツゴロウのいのち万華鏡】寝たきりのゲル…自力で歩かせたい
ルクセンブルクも安楽死を合法化

<綾部市長選>前市理事の山崎善也氏が初当選(毎日新聞)
鳩山邦夫氏、党政倫審で聴取へ=自民(時事通信)
「政治とカネ」解明に全力=自民全国幹事長会議−谷垣総裁(時事通信)
<生きる>横浜でクラシック演奏 病気の子ら2千人を魅了(毎日新聞)
「負けに不思議の負けなし」=ノムさん、自民党大会で辛口分析(時事通信)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。